『神童』、観てきた。
なんか、なんて言うか・・・。
音楽って、いい
そう思えた映画だった。
うん、私にとってはそういう映画だった。
(以下、微妙に、ホント微妙にネタばれ?)
和音とうたちゃんの関係、密接なんだけど、ちょっと微妙。
兄弟じゃない、恋人じゃない、だからって、他人でもない。
璃子ちゃんや松山くんがインタビューで言ってた、
『2人は音でつながってる』
の意味がよくわかった。
音楽を通して、お互いを理解してるんだなぁって。
すごく深い部分でつながってるんだなぁって。
性別や年齢を超えたとこで理解し合ってるんだもんね。
それって・・・羨ましくもあり嫉ましくもあり。
そういう関係って、なかなか作れないと思うから。
うたが大事か?と聞かれたとき、困った顔した和音。
きっと、そんなこと考えたこともなかったんだろうからねぇ。
でも、和音のうたちゃんを見る目は、
すごく温かくて、優しくて。
それだけでもうたちゃんが羨ましい。(笑)
和音の受験の時の演奏と、うたちゃんのオケとの演奏。
どちらも鳥肌が立った。
吹き替えだってわかってても、ぶわぁ・・・って。
あぁ、すごいなぁ、人は努力すればできるようになるんだって。
逃げちゃいけないんだなぁって、思った。
なんでろう、そう思った。
最後のシーンは・・・いいね、嬉しくなる。
和音とうたちゃんが出会えて、すごくよかったなぁって、
お互いのために、すごくよかったんだなぁって思った。
で、観終わった後はすごく気持ちが清清しかった。
ずっと劇中で使われてた曲が、頭の中で響いてた。
主題歌の『リプルソング』と一緒にグルグル、グルグル。
そして、すごくピアノが弾きたくなった。
・・・もう10年以上弾いてないけど。(苦笑)
それでも、弾きたい!ピアノに触れたい!と思わせてくれた。
きっとね、弾けないと思うんだ。
でも、何でもいいから弾いてみたいって、そう思った。
んー・・・『リプルソング』の楽譜、DLしてみるかなぁ。
『神童』を観て、私『音』がないとダメなんだって、
改めて気づいた。
音のない世界では、きっとダメになっちゃう。
『音楽』だけじゃなくて、
いろいろな『音』に支えられてるんだなぁって実感したと言うか。
無音の世界は、想像ができない。
利用者に耳の聞こえない方がいらっしゃる。
その方には、世界はどういう風に見えてるんだろう。
音のない世界、無音の世界。
私は幸せなことに耳が聞こえる。
それを当たり前と思わずにいないといけないね。
いつまでも、『音』のある世界にいたいもん。
『音楽』と触れ合っていたいもん。
和音を演じてる松山くんは。
思ってた以上にナチュラルだった。
ホントに冴えなくて、ダメで、
そこら辺にいそうな男の子として演じてた。
・・・演じてたのかなぁ。
もしかしたら、『素の松山くん』だったりして?
そんな風に思えてしまうほど、ナチュラルで。
そのナチュラル加減に、惚れ直してしまった。
Lちゃんとは違った形で、母性本能をくすぐられました。(笑)
やっぱいいなぁ、“松山ケンイチ”って俳優は。
璃子ちゃんの美人さん振りに改めて驚いた。
もう、本当に美人なんだもん。
男勝りな役なんだけど、でも、色気があるの。
ふとした表情が、大人びててきれい。
あれで14歳・・・恐るべし。
璃子ちゃん、きっと将来もっと美人になるんだろうなぁ。
早く大人になった璃子ちゃんの演技を見てみたい。
感想番外編として。
うたちゃんのことを密かに思ってる男の子がいたんだけど。
気になるからこそ、いじめちゃう。
そんな男の子。
うたちゃんのことが気になって気になって、
なのに邪険に扱われて。
そんな彼のことを、応援してた私。
だって・・・健気だったんだもーん。(笑)
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