先日、例のオンラインレンタルショップからDVDが届きまして。
今回は、
「渋谷怪談2」と
『ウィニング・パス』。
「渋谷怪談2」は前作をほとんど見なかったんだけど。
怖いのでね、
歌う松山くんが見れればそれでよし、と。(え)
彼の歌は・・・ノーコメントで。
ま、がなる感じの歌い方だったんで、良し悪しはわかりません。
でもって、号泣。
さすがに怖いからって「渋谷・・・」じゃ泣かないさ。(苦笑)
『ウィニング・パス』がね、ツボをついたの、私の。
高校のバスケ部だった男の子が、バイク事故で下半身不随になって。
やさぐれて、反抗して、閉じこもって。
でも、周りの人に支えられて車椅子バスケに出会って、
自分の障害をきちんと受け止めて、受け入れて。
前向きに生きて行く姿をつづった作品で。
松山くんが、その車椅子生活を余儀なくされた少年。
当時まだ10代(18才位かな?)だった松山くん。
すごい可愛いのよー、初々しい感じ。
まずそれにキャーッvvってなった。
ずっと、可愛い可愛いいいながら見てた。(笑)
バスケのユニフォーム姿が・・・たまらん。(コラ)
でもね。
事故にあって、半身不随になったって告げられてから。
昨日までの自分と今の自分のギャップの大きさを受け止め切れずに、
八つ当たって八つ当たって八つ当たって。
ハンストするし、人と会おうとしないし、
大好きな、大切な人にも冷たいこと言っちゃうし。
自分の体なのに思い通りに行かない。もどかしい、腹立たしい。
家族も、息子の体が動かないと言う事実をどう受け入れていいのか、
どう接していいのか、すごく葛藤していて。
そんな彼らの姿が。
職場の利用者の姿と重なってしまって。
うちの職場、中途障害の方が半分以上。
脳血管障害や事故なんかで、半身不随とか四肢麻痺とか。
利用者達の顔を思い出した瞬間、涙が溢れて止まらなかった。
画面を見るのも辛くなってしまった。
今は笑ってるあの方達も、こうやってもどかしさを抱えて、
それを時間をかけて乗り越えてきたんだと。
障害を受容できたから、笑えてるんだと。
家族もきっと、受け止めるまではすごく辛かったんだろうと。
わかってたつもりだったけど、心の底からわかってなかったんだ。
あの人たちが笑ってるのは、痛みを、苦しみを超えてきたから。
映画を見てそれを実感するなんて、
今まで彼らの8年間何を見てきてたんだ!と自分を責めた。
情けなくて、悲しくて、彼らのその時の苦しみを思って、
泣けて泣けて仕方なかった。
健太が車椅子バスケに出会って、
周囲の人と関わりを持って明るくなっていく。
それを見るのは嬉しかった。
松山くんの表情が変わっていくのが嬉しかった。
・・・難しい役だったろうにね。
障害を負った方の気持ちを完全には理解できないにしろ、
理解しようと努力して。
そして演じ切った。
すごいね、俳優さんって。
この作品、レンタルだけじゃなくて買おう。
そう思った。
この作品を見る度に、初心に帰れるから。
利用者の痛みを垣間見る事ができるから。
松山くんのコト知らなかったら、この作品にはきっと出会ってない。
めぐり合わせてくれた事に、感謝。
仕事・利用者のコトを、
もう一度ちゃんと立ち止まって考えられるチャンスをくれて。
本当にありがとうと言いたい。
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