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日々のことや大好きなモノ・コトを徒然と。                  比重は嵐くん多め。だって、あらしっくだもん♪
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ちょっと重い話になるけど、どうしても書き留めておきたいこと。

8月8日、午後9時41分。
祖父が亡くなりました。
4月に心不全で入院したけど、完治して退院。
その後は大きな病気もなく、自宅でのんびり過ごしてた。
6月頃からご飯を食べる量が減り始めて、
7月に入ったら「もう食べん、いらん」と言うことが増えた。
7月半ばには普通ごはんが入らなくて、お粥をお茶碗に1杯。
おかずも汁ものも姪っ子が食べるのと変わらないくらいの量しか食べない。
見る見る痩せて、下旬には1日寝て過ごすことが多くなった。
それでも、話しかけると笑ってくれたし、答えてくれた。
『ご飯ちゃんと食べてよ』
私たち家族がそう言うと、笑いながら渋々頷いてた。

8日、当日。
早出だったんで翌日の夜勤買い出しして夜7時に家に帰った。
いつもならすぐに自分の部屋に荷物を置きに行くんだけど、
その日は『あ、じいちゃんにただいまって言っていこう』って思った。
じいちゃんの部屋に行くと、やっぱり横になってたけど目は開いてて。
ただいま、って言ったら、手を挙げてくれた。
ご飯食べた?
そう聞いたら、

「まだ食べ取らんと、もうそぎゃん時間かい?」

そう答えてくれた。
いつもだったら嫌そうに手を振って『いらない』って言うからちょっと驚いたけど、
『ご飯持ってくるけん、食べてね』って言って部屋を出た。
食べてね、の言葉に、笑って手を挙げて返事してくれた。
それが、じいちゃんとの最後の会話になった。

その30分後。
ばあちゃんがご飯を持って行ったんだけど、嫌がりもせず全部食べたんだって。
その直後、痰か何かが引っ掛かったのか一所懸命吐き出そうとしたみたいで、
私が呼ばれていったときには血を吐いてた。
背中をたたいたり口の中に手を入れて掻き出そうとしてみたり、
いろいろやってみた。
でも見る見る状態が悪くなっていったんで救急車を呼んで、搬送してもらった。
救急隊の人たちも病院の先生も、手を尽くしてくれたけど。
ホントに精一杯やってもらったんだけど、還ってこなかった。





ずっと人のためだけに生きてきたような人だったから、
趣味らしい趣味ってもってなくて。
楽しみって言ったら相撲と野球観戦。
ジャイアンツが大好きで、放送される試合は全部見てた。
私が小さい頃は、試合終了まで放送されるってことは少なかったから、
テレビの放送が終わったらラジオにかじりついて結果を聞いてたっけ。
勝てば上機嫌だったけど、負けが込んでくると

『この監督やけん勝てんとたい、選手の起用が間違っとる』

なんて悪態ついてた。
それが嫌で、自分の部屋に引っ込んだことも度々あった。
今思えば、家の中での楽しみはそれだったんだから、
思いのまま見せてればよかったのかなぁって。
姪っ子が帰ってきてからはもうメロメロで。

『ふぅちゃんふぅちゃん、ほんにあんたはかわいかなぁ』

って、目じりが下がりっぱなしだった。
甥っ子が生まれたころにはもう、体力的に落ちてたから抱っこできなかったけど。
それでも嬉しそうだった。

だからこそ。
私が部屋に行ったとき、異常にもっと早く気付けてたら。
冷静に観察して、もっと早く救急車を呼んでいたら。
じいちゃんは助かったのかもしれない。
そう、ずっと考えてる、後悔してる。

何より。
じいちゃんに花嫁姿を見せてあげられなかった。
私には何も言わなかったけど、知り合いなんかには
『早く花嫁姿が見たい』
と言っていたらしいこと、今日聞いた。
すごくすごく心残りで、仕方ない。

もっともっと、優しくしてたら。
もっともっと、たくさん会話をしていたら。
もっともっと、労わっていたら。

後悔してもしきれないくらいの後悔。

お別れの日、本当に多くの人が参列してくれた。
それはホントに嬉しかった。
じいちゃんがやってきたことって、間違いじゃなかったんだなぁって。
温厚で人の嫌がることは絶対しない。
自分の信念は、例えものすごくお世話になった人から頼まれても曲げない。
まぁ・・・そこはちょっと”もっこす気質”だったけど、
それだからこそすごく周りに信頼されている人だった。

私、思ってた以上にじいちゃんのこと誇りに思ってたんだなぁ。

じいちゃん、86年間本当にお疲れ様でした。
優しくないし可愛げもなかった孫だったけど、
たくさんたくさんかわいがってくれてありがとう。
これからはゆっくり、自分のためだけに時間を使ってください。
本当に本当にありがとう。
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